意外と知らない!アンティーク・ヴィンテージ・骨董の違いとは?

公開日:2021/03/15  最終更新日:2021/03/12


「アンティーク」も「ヴィンテージ」も「骨董」も共通して古いという意味を持ちます。よく混同されて使われている例を見かけますが、正確には異なる物なのです。これらを購入する際には失敗しないようにしたいものですね。では、これらはいったいどのような違いがあるのでしょうか。

アンティークと骨董はほぼ同じ

「骨董」を英語にすると「アンティーク」であり、両者はほとんど同じ意味です。「アンティーク」はラテン語で、当初は1870年までの古代ギリシャやローマの遺産のことを示していました。1934年に制定されたアメリカの通商関税法で、作成されてから100年経った絵画などを「アンティーク」とすると定められたのです。従って一般的には100年以上前に作られたものを「アンティーク」と言います。

とは言え、この定めははっきりしたものではなく、例えば自動巻きのアンティークウォッチは1926年に発明されたものであり、まだ100年経っていませんが「アンティーク」と言われているのです。そして家具や衣料、アクセサリーを含む全ての物のことを「アンティーク」と言ったりもします。アンティークっぽいデザインの指輪などを「アンティーク」として店頭に掲げているお店も見かけますね。

世界的な考えでは、「骨董品」とは日本、中国、韓国など東アジアで作られたものとされており、例えば日本の信楽焼の置物や中国の七宝焼の壷などがあります。そして、「アンティーク」はヨーロッパで作られたものとされており、例えばロイヤルウースターのカップなどがあるのです。また、日本における定義では明治時代より前に作られたものが「骨董品」であり、例えば江戸時代の甲冑などがあります。

一方、明治時代以降に作られたものが「アンティーク」であり、大正時代に作られた柱時計などがそう呼ばれていますね。よって「アンティーク」と「骨董品」は別の物とされていますが、その区分はあいまいなものであり、国や品物によっても変わってくるのです。

ヴィンテージとは?

「ヴィンテージ」とは、フランス語で、もともとはワイン用語として、醸造から瓶詰までの一連の作業の流れのことを言っていました。その後ぶどうの収穫された年が記載されているワインのことをヴィンテージワインと呼ぶようになり、それ以外のワインと区別されるようになったのです。

それから「ヴィンテージ」とは誇るべき歴史があるとかそれなりに評価される物についてそう呼ぶようになりました。「ヴィンテージ」は20年前から100年前の間に作られた衣料や楽器を呼ぶことがあり、特に1950年代から1970年代に作られたものがたくさんあります。「アンティーク」に比べてさりげない感じでメカニックなものを呼ぶことが多いですね。

例えば1970年代に作られてまだ100年経っていなくても自動巻きの腕時計は「アンティーク」と呼びますし、水晶時計などは「ヴィンテージ」と呼ぶことが多いようです。また、不動産業界では、「ヴィンテージマンション」という言葉がありますが、築10年以上、平均床面積100㎡前後、坪300万以上のもののことを言います。このように古いものを表す言葉は紛らわしくて勘違いしやすいのです。

アンティークとヴィンテージ価値が高いのはどっち?

「アンティーク」と「ヴィンテージ」を比較してみましょう。「アンティーク」はラテン語が語源で100年以上前の骨董品のことを言うことが多いです。

一方「ヴィンテージ」はフランス語で20年以上前に作られた実用性のある物のことを言います。「アンティーク」は古い美術品といった鑑賞する価値がある物のことを言う場合が多いのですが、「ヴィンテージ」はジーンズやギターなどといった実用品や楽器のことを言う場合が多いですね。

鑑賞するというよりは使ってみて心地よいものの方が価値があるという訳です。従って、「ヴィンテージ」の方が芸術的価値は「アンティーク」よりも高いものであると言うこともできます。しかしこれらの価値は値段的なものだけではなく、所有する人のさまざまな価値観によって大きく左右されるものです。

アンティークやヴィンテージに似ている言葉

他に同じように古い意味を持つ言葉として「レトロ」があります。「レトロ」とは通常、20年から100年前の間に作られたもののことで、日本では昭和の古きよき時代を思い出させるものがよくそのように呼ばれています。レトロなワンピースなどと使われていますね。

加えて、古い物を表す言葉として「クラシック」があります。「クラッシック」はもともとはラテン語で「階級」という意味でした。これが転じて、古典音楽や文学作品のことなどのことを言うようになりました。「クラシック」はクラシックカーなどと言った形があるものに対してのみならず、音楽や文学など形のない芸術作品に対しても使われるのです。

また、単に古くなった物という意味もありますね。さらにもう一つ、古い物を表す言葉として「ユーズド」があります。「ユーズド」は使い古しという意味で中古品のことです。古着屋などでよく「ユーズド」という言葉が使われていますね。「ユーズド」はいつ作られていたのかは問われることはありません。

 

古い物を表す言葉はさまざまです。その価値は言葉によってイメージされます。古い物を購入する場合、これらの言葉に惑わされて失敗してしまうことも多々あります。骨董品を購入したい場合は先に書籍やウェブサイトなどで正確な情報を把握してからにしましょう。

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